「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のあらすじと感想
あらすじ
メーン州の田舎町では子供の失踪事件が多発し、内気な少年ビルの弟ジョージーも、
ある雨の日にひとりで外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶っていた。
悲しみに暮れ、行方不明の弟を案じるビルの前に、”それ(IT)”が突然現れる。
そして、得体のしれない恐怖を抱えていたのは彼だけでなく、不良少年のバワーズ
たちにイジメの標的にされていたルーザーズクラブの少年・少女たちも、
それぞれ”それ”と遭遇していた。
夏休みに入る頃、ビルとルーザーズクラブの仲間たちは”それ”に立ち向かうことを
決意し、棲み処へとつながる廃屋へ向かうが・・・。
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : アンディ・ムスキエティ
原作 : スティーブン・キング
脚本 : チェイス・パーマー 、 ゲイリー・ドーベルマン 、
・キャスト
ビル : ジェイデン・リーバハー
ペニーワイズ : ビル・スカルスガルド
ベン : ジェレミー・レイ・テイラー
ベバリー : ソフィア・リリス
リッチー : フィン・ウォルフハード
映画の感想
・ホラー版「スタンド・バイ・ミー」と称される
スティーブン・キング原作の映画は多くあります。
そのなかで、少年たちを主人公にした「スタンド・バイ・ミー」は有名ですが、
この映画はいじめられっ子の少年や少女たちが、大人の助けを借りずに、
得体のしれない「怪物」=”それ”と対決するところは似たイメージです。
一人一人はか弱い仲間たちが力を合わせて、いじめっ子や自分たちを束縛する親達、
そして街に巣食う子供を喰らう怪物を闘うことで成長していく姿を描いています。
また、仲間同士の対立と和解、主人公・ビルとヒロイン・ベバリーとの恋物語など、
定番中の定番のエピソードがクライマックスへと導いていきます。
・上映時間は、135分
上映時間は135分と、2時間以上ありますが、エピソードが良い感じでつながる
ので、それほど長いと感じません。
ペニーワイズが突然現れるシーンと、子供たちの青春シーンが適度に配置されて
いるのが、恐怖だけのホラー映画とは違って飽きさせないと思います。
北米での興行収入は、「シックス・センス」を抜きホラー映画No.1だそうです。
(日本では、22億円ということですが、多いのか少ないのか分かりません。。)
・続編は2019年に公開予定です
映画の最後に、「IT chapter1」とこれ見よがしに出てきます。
やはり、続編が決まっていて、その「IT chapter2」は、
今年2019年に公開するようです。
しかも、主役のビルを演じるのは、私の好きなジェームズ・マカヴォイです!
ストーリーは、27年後に復活したペニーワイズが大人になったルーザーズ
クラブのメンバーたちと再び対決する、内容になりそうです。
日本での公開は未定、ということですが、今作を観たら続きが気になって
しまいますので、是非公開して欲しいです。
・個人的にはホラー映画は苦手ですが、、
個人的には、ホラー映画は苦手でほとんど観ません。
「怖い」というより、展開が理不尽で安易なのと、主人公と敵以外の
存在が軽く扱われるのが気に入らない、のが一般的なホラー映画です。
この作品も、ペニーワイズの神出鬼没の無敵感が、良くも悪くも通常のホラー映画
ですが、少年少女の成長ストーリーもあり、ラストの兄弟愛や恋物語が清々しくて
良い感じだったと思います。
でも、食事しながら観るのは止めたほうが良いと思います。。。