「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のあらすじと感想
あらすじ
「スター・ウォーズ」屈指の人気を誇るハン・ソロは、いかにして愛すべき
悪党<ハン・ソロ>となったのか?
帝国軍が支配する時代。
劣悪な環境を抜け出し、銀河一のパイロットを目指すハン・ソロは、幼馴染の美女、
キーラと恋に落ちるが、ある出来事により二人は引き裂かれる。
キーラを救うため帝国軍に志願したハン・ソロだが、生涯の相棒チューバッカや
賞金稼ぎのベケットらと出会う。
自分の船を手に入れるため危ない仕事を引き受けるハン・ソロらは、再会したキーラ
が雇った腕利きの運び屋であるランド自慢の船、ミレニアム・ファルコン号を駆り、
危険なミッションに挑む。
はたして彼らは、次々と迫る危機をどう乗り切るのか!?
ルークやレイアと出会う前の若きハン・ソロの知られざる冒険を描くアクション大作!
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : ロン・ハワード
製作 : キャスリーン・ケネディ 、 アリソン・シェア
脚本 : ジョナサン・カスダン 、 ローレンス・カスダ
・キャスト
キーラ : エミリア・クラーク
ランド : ドナルド・グローヴァー
チューバッカ : ヨーナス・スオタモ
ドライデン : ポール・ベタニー
映画の感想
・普通のアクション映画として観れば、まだ良いかも
「スター・ウォーズ」をあまりよく知らないという人や、設定とか気にせずアクションを楽しみたいという人には、普通に楽しめる映画だと思います。
序盤にある、雪山の列車強奪シーンや、ファルコン号が宇宙を駆け巡るシーンなどは、ハラハラ・ドキドキで楽しめます。
ファルコン号を飲み込もうとする巨大宇宙生物は、まさにクトゥルフを思わせる恐ろしさです。
映画では、ファルコン号の前部分がある状態で出てきます
・製作費は、2億5000万ドル以上(約300億円弱)
映画製作の途中で、監督が交代したりして、製作費はかなりの高額です。やはり、
CGを多用したディズニー映画は製作費を注ぎ込まれますね。
一方で、興行収入はあまり良くなかったようです。
ちなみに、上映時間は135分です。
ミレニアム・ファルコン号とハン・ソロへの愛は感じました
・「スター・ウォーズ」の前日譚ではなく、パラレルストーリー
ですが、私の大好きな「スター・ウォーズ」の、これまでの設定では明らかに
説明できない、おかしな部分が出てきますし、ファンからしたらなんとも違和感の
ある映画でした。
ネタバレなのであまり書きたくないのですが、悪者のボスを裏で操る黒幕が
「あの男」なんですが、彼が生きているとすると年代がおかしいと思います。
また、帝国軍と戦闘している相手は誰?とか、キーラって結局どうなったの?
とか、別の世界の話のようです。
あと、ハン・ソロは、ルークやレイアと出会う前は、もっと悪党っぽくて裏稼業の
似合う人物像にして欲しかった。(あんなにお人好しだと、とっくに死んでる。。)
つまり、私の理解では、この映画で描かれるストーリーは、「スター・ウォーズ
エピソード1」が存在せず、ダース・ベイダーも誕生しなかった世界、ということ
ではないか、と思います。
帝国軍と共和国軍が拮抗し、辺境ではシンジケートやマフィアといった裏社会が
人々を支配している、パラレルワールドの物語。
あとは、ディズニーの好きなように作れて良いんじゃないでしょうか。