「どろろ」#3、#4のあらすじと感想
第3話 「寿海の巻」 のあらすじ
医者である寿海は各地を回り、戦で傷ついた人々に義手や義足を与えていた。
ある日、彼は、身体のあちこちが欠けた赤ん坊を川で拾い、造り物の身体を与えて
育てる。
「百鬼丸」と名付けられたその少年は、自らの身体を取り戻す旅に出る。
感想
・百鬼丸の生い立ちが明かされる
寿海は、かつては強い侍でしたが、罪もない人々を殺める罪にさいなまれて、自ら
海に身を投げますが、一命を取り留めました。そして、大陸の地で「からくり細工」
の技術を身につけ、罪滅ぼしに義手や義足を造っていたのでした。
そんな寿海に、第1話で川にボロ船に乗せて捨てられた赤ん坊の百鬼丸が拾われる
のは、まさに観音様のご加護と、百鬼丸の強運のおかげでしょう。
寿海は、大陸の技術と、自分でさらに研究してレベルアップした造り物の技術を
駆使して、百鬼丸に人間並みの身体を与えます。
百鬼丸は、与えられた造り物の身体と、持って生まれた特殊能力から、野山を
駆け回ったり、彼に寄ってくる妖怪・物の怪の類を倒すことが出来ます。
ちなみに、原作や旧アニメでは、百鬼丸の身体には様々な戦いのための仕掛けが
隠されていたようですが、今回のリメイク版では、今のところ「仕込み刀」しかない
よいようです。
百鬼丸の並外れた身体能力で妖怪たちと勝負できるようです。
・百鬼丸は、身体を取り戻す旅に出た
成長したある日、いつものように妖怪を倒したところ、右脚のからくりが外れ、
そこから本物の足が生えてきます。
それを目撃した寿海は、百鬼丸の失われた身体は、妖怪たちに奪われていると悟り、
百鬼丸に取り戻すための旅に送り出します。
全ての感覚を奪われている百鬼丸も、寿海との別れを悟り、2人は別れの抱擁を
交わします。
血は繋がらなくても、親子のような愛情が芽生えていたのでしょう。
そして今、寿海は戦で亡くなった人の失った手足に義手や義足を繋いで弔い、
百鬼丸は奪われたものを取り戻すために妖怪を捜しているのでしたーー。
百鬼丸は、すでに右脚は取り戻していたんですね。
第1話から毎回妖怪を倒していたので、すでに3体を倒しています。
残りは「9体」ですね。
また、取り戻した身体の部分は、第1話で「皮膚」、第3話で「右脚」でしたが、
第2話ではどこだったのでしょう?第4話で分かるかも知れません。
引き続き、第4話も観てみます!
第4話 「妖刀の巻」 のあらすじ
どろろと百鬼丸は、人斬りの田之介という侍と対峙する。
彼が振るう刀は、鬼神が宿る呪われた妖刀であった。
かろうじて田之介を退けるも、妖刀がどろろの手に渡ってしまい、どろろは妖刀に操られてしまう・・・。
感想
・妖刀=鬼神だったけど、、
田之介は、城主の命令で罪のない人々を殺し、妖刀に血を吸わせたがために、
妖刀に心を奪われてしまいます。
しかし、この妖刀・似蛭は、城主の蔵に眠っていた錆びついた刀だったのですが、
これが鬼神と結びつくのは、どうもつじつまが合わないような。。
とはいえ、百鬼丸の「心の目」には、妖刀が赤い炎のように邪悪な存在である
と認識しているので、躊躇なく田之介に挑み、かろうじて倒すことが出来ました。
どろろの場合は、心まで奪われていないので、刀を打ち払うだけで済みましたが、
田之介の場合は、妖刀に心を奪われており、自ら妖刀を欲しているので、百鬼丸と
しても殺してしまうしかなかったのでしょう。
・百鬼丸が取り戻すのは「耳」です
妖刀=鬼神を倒したことで、百鬼丸は身体の一部を取り戻します。
今回は、「両耳」が生えてきました。
これで、色々な音が聞こえるようになりますね。
第2話で取り戻したのが何なのか、今一つ分かっていないのですが、
ネットで検索してみると、「痛覚」のようです。
確かに、話のなかで、わざと右脚でたき火の炎を踏みつけるシーンがありますが、
このときに痛覚を感じたのでしょうか?
これで、妖怪は残り「8体」です。次回は、何を取り戻すか、
まだ一言もしゃべってないですね・・・。
第5話に続きますーー。