「雷切 立花道雪の愛刀」(日本刀、フィギュア、真・剣鬼)
解説「銘 千鳥 雷切」
立花道雪は、若い頃に落雷を受けて半身不随になり、以後、輿の上で指揮をとって
いたとされるが、自ら先頭に立って戦い、敵を斬り臥せたという記録も残る。
部下への思いやりを忘れず、また覚悟を示す為、窮地の際には自身の乗る輿を敵陣中
に担ぎ入れよ、と下知するなど、非常に人心掌握に優れた故に、道雪の軍は常に士気が
高く類を見ない強さを誇った。
落雷を受けた際、雷の中にいた雷神を斬った刀を「雷切」として愛用したと伝わる。
↓ 前回の記事もご覧下さい
日本刀全国版 (2019年6月18日号)
ちょっとだけ解説
・雷切とは
はじめ、この刀は柄に鳥の飾りがあったことから「千鳥」と呼ばれていた。戸次鑑蓮
(後の立花道雪)が35歳の頃、炎天下の日に大木の下で涼んで昼寝していたところ、
急な夕立で雷が落ちかかった。
そのとき、道雪は枕元に立てかけていた千鳥を抜き合わせて雷(の中にいた雷神)
を切り、木の下から飛び退いた。
この逸話により、「千鳥」は「雷切」と呼ばれるように
なった。また、道雪はこの際に左脚が不具になったという
ことです。
「NARUTO」が好きな方は、この名前をみて、6代目火影・はたけカカシが開発
した技の千鳥、別名:雷切のことでは?と思ったことでしょう。
私も「NARUTO」ファンだったので、この日本刀の存在を知った時には、
岸本先生は、マニアックだな~、と思いましたよ(笑)
↓ こんな感じの技です
・立花道雪(戸次鑑連)とは
ゲームと言えば「信長の野望」と「三国志」というぐらい、光栄シミュレーション
ゲーム好きなので、九州・大友氏の猛将である「立花道雪」はかなり前から知って
いました。まぁ、ご高齢なのでゲーム序盤で寿命が尽きてしまうんですけどね。。
そんな立花道雪とは、どのような武将だったのでしょう。
立花道雪(たちばなどうせつ)は、戸次鑑連(べっきあきつら)が本名です。剃髪
して道雪と改名しました。真田幸村と同様、別名のほうが有名なんですね。
ウィキペディアで調べてみたところ、
「戦国時代から安土桃山時代の武将。豊後の戦国大名・大友氏の家臣で大友家の
三宿老に数えられた。北九州各地を転戦し、その勇猛は諸国に知られて恐れられた。」とあります。
当時の北九州は、中国地方から毛利氏が侵略してきており、また周辺には、龍造寺氏
や島津氏も勢力を伸ばしており、戦乱が続いていたようですが、この立花道雪の活躍で
大友氏は持ちこたえていました。
勇猛さは遠い地まで聞こえていたようで、あの武田信玄も会ってみたい、と話して
いたそうです。
そんな道雪も、最期は病で命を落としたそうです。
そして、道雪を失った大友氏は、大黒柱を失って滅んで
しまうのでした。
100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ 236 日本刀完全ガイド
・フィギュアの紹介
前回の「千子村正」と同様、こちらの「雷切」も刀身部分がステンレス製になって
いて、ちょっと本物っぽく見えるのがお気に入りです。
あと、こちらは鞘が黄金色で、造りも凝っていてカッコいいです。
前11種のうち、私が持っているのは6種類だけです。
残り4つも、ぼちぼち紹介していきます。
↓ こんな関連グッズまであるようです