『ボーダーライン(2015)』『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』のあらすじと感想(ネタバレ、キャスト、WOWOW映画)
あらすじ(WOWOWホームページより転載しました)
●ボーダーライン(2015)
その優秀な能力を買われて、メキシコの麻薬カルテルの掃討を目的とする特殊部隊の一員にスカウトされた、FBIの女性捜査官ケイト。チームの作戦リーダーである特別捜査官のマットや、どこか謎めいたコロンビア人のアレハンドロらとともに国境を越えて、メキシコのファレスへと向かったケイトは、そこで麻薬戦争のすさまじい実態を目の当たりにし、思わず呆然とする。けれども、それはまだ、地獄の入り口に過ぎなかった・・・。
アメリカのショッピングモールで自爆テロ事件が発生し、犯人の不法入国にメキシコの麻薬カルテルが関わっていたことを重く見たアメリカ政府は、CIA工作員グレイヴァ―にカルテル壊滅という極秘ミッションを命じる。グレイヴァ―は、コロンビア出身のアレハンドロに協力を頼み、麻薬カルテル同士が対立するよう誘発するため、メキシコのある麻薬王の若い娘イサベルを誘拐するという非常な作戦を決行するが・・・。
スタッフ・キャスト
・スタッフ
(ボーダーライン)
監督 : ドゥニ・ヴィルヌーブ
脚本 : テイラー・シェリダン
製作 : ベイジル・イヴァニク 、 エドワード・L・マクドネル
モリー・スミス
音楽 : ヨハン・ヨハンソン
(ボーダーライン・ソルジャーズ・デイ)
監督 : ステファノ・ソッリマ
脚本 : (ボーダーラインと同じ)
製作 : (ボーダーラインと同じ)
音楽 : ヒドゥル・グドナドッティル
・キャスト
(ボーダーライン)
ケイト・メイサー : エミリー・ブラント
アレハンドロ・ギリック : ベニチオ・デル・トロ
マット・グレイヴァ― : ジョシュ・ブローリン
レジ―・ウェイン : ダニエル・カルーヤ
スティーブ・フォーシング : ジェフリー・ドノヴァン
(ボーダーライン・ソルジャーズ・デイ)
アレハンドロ・ギリック : ベニチオ・デル・トロ
マット・グレイヴァ― : ジョシュ・ブローリン
スティーブ・フォーシング : ジェフリー・ドノヴァン
上映時間 : (ボーダーライン)121分
(ソルジャーズ・デイ)122分
映画の感想(ネタバレもあります)
・ベニチオ・デル・トロが、とにかくシブい!
今回も洋画です。GWですが、新型コロナウイルス感染対策として自宅で過ごすことが多くなっていますので、家でゆっくりと映画を観て過ごしています。(他にも、色々としてますけど。)
トランプ大統領が国境を封鎖したくなるぐらい、アメリカ合衆国における麻薬や移民の不法流入は根が深い問題となっています。『ボーダーライン』は、そんな麻薬戦争の最前線で繰り広げられる悲惨な現場で奮闘していたFBI捜査官・ケイトが、麻薬カルテルを掃討する極秘作戦に巻き込まれて、さらに深い闇を味わうことになるストーリーです。
ケイトは常識派なので、極秘作戦を指揮するマット・グレイヴァ―の違法スレスレの作戦に悩まされます。その辺りはちょっと甘いのですが、それを補って余りあるのが、謎の男・アレハンドロです。過去に、自らの愛する家族を麻薬組織に殺されたアレハンドロは、実に冷酷に的確に任務を遂行します。その姿がかなりカッコいいです。
そして、映画全体の雰囲気としても、メキシコとアメリカとの国境付近では常にクルマが渋滞していて身動きがとりにくい状況で、いつ襲撃されるか分からないという緊張感に包まれています。メキシコの麻薬カルテルは街の人々に紛れていて、警察も買収していますから誰も信じることは出来ません。臨場感のある映像によって、観ているコチラもハラハラします。
続編である『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は、前作で無類の強さを発揮したシカリオ(殺し屋)のアレハンドロが主役です。しかし、続編あるあるですが、あんなに冷酷で隙の無かったアレハンドロが、誘拐した麻薬王の娘・イサベルのために自らの命を危険に晒してしまいます。確かにカワイイ娘ですが、何がシカリオの冷酷な心を改めさせたのか、イマイチ伝わりませんでした。麻薬組織との対決も中途半端に終わってしまうので、結局何がしたかったの?という感じで残念でした。
第2作ではパワーダウンしてしまいましたが、1作目は緊張感と迫力ある映像で、一見の価値がある映画だと思います。
※エグいシーンもありますので、ご注意願います
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