『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のあらすじと感想(ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、ライアン・ジョンソン、ミステリー、ネタバレ、続編、キャスト・スタッフ、WOWOW映画)
あらすじ(公式ホームページより抜粋しました)
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。
名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。 パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。
※公式ホームページは下のリンクから確認できます。
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』公式サイト|1.31(Fri)公開
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : ライアン・ジョンソン
製作 : ライアン・ジョンソン、ラム・バーグマン
脚本 : ライアン・ジョンソン
撮影 : スティーヴ・イェドリン
音楽 : ネイサン・ジョンソン
・キャスト
ブノワ・ブラン : ダニエル・クレイグ
ランサム・ドライズデール : クリス・エヴァンス
マルタ・カブレラ : アナ・デ・アルマス
ハーラン・スロンビー : クリストファー・プラマー
上映時間 : 131分
映画の感想(少しだけネタバレもあります)
・クリスティには遠く及ばないけど、軽いノリで観れる
犯罪者の映画が続いたので、今回はコメディっぽい探偵モノです。
いわゆる名探偵の最高峰は、アガサ・クリスティのエルキュール・ポアロだと思っていて、推理小説はクリスティが一番好きです。約100年前の女流作家が、ほぼあり得るトリック要素を全て書いてしまったので、このジャンルの作家さん達はホントに大変だろうな、と思います。
そういう意味では、今回の映画で描かれる事件のトリックと真相もそれほど驚かない、想定内の内容ですね。ネタバレしてしまうと、全く面白く無くなってしまうので書きませんが、事件発生時のセリフ等を聞いていれば、事件の真相も怪しい人もなんとなく分かります。
この映画の監督であるライアン・ジョンソンは、アガサ・クリスティをリスペクトした作品として製作したそうですので、彼女を越えるほどの意外性は狙ってはいないのでしょう。むしろ、パロディ的な設定で、スピーディーで見やすい展開とコミカルさが売りだとしたら、狙い通りだと思います。
「007シリーズ」で6代目ジェームズ・ボンドを演じた渋いダニエル・クレイグが、鋭いけれど優しい”名探偵”をカッコ良く演じています。カラーコンタクトしているような目と渋い声が良いですね。
あ、ちなみに、今回はアクションは一切無しです。
ヒロインの看護師の女性・マルタを演じたアナ・デ・アルマスもかわいいですが、「キャプテン・アメリカ」のクリス・エヴァンスはなかなか悪役が似合ってました。
ヒーローよりもヒールのほうが良い味出せるのじゃないかなぁ。
(スミマセン。。ちょっとネタバレになってしまいました。)
公開時の評価が高かったということもあり、続編の製作が決定したそうです。観ておいて損は無いと思います。
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