『騙し絵の牙』のあらすじと感想
(大泉洋、佐藤浩市、松岡茉優、池田エライザ、吉田大八、邦画、、ネタバレ、キャスト・スタッフ、WOWOW映画)
あらすじ(WOWOWホームページより転載しました)
実家が小さな書店である高野は、大手出版社・薫風社の文芸雑誌“小説薫風”の新人編集者。小説好きの高野だったが同社のカルチャー誌“トリニティ”の編集部に転属となり、その編集長・速水が上司になる。直前、同社は先代の社長が急逝し、新社長の座を狙う専務の東松は速水に“トリニティ”を売れる雑誌に生まれ変わらせるよう指示。速水は人気ファッションモデルの城島咲に連載を依頼するなど、大胆不敵な誌面改革に挑むが……。
※公式ホームページの紹介です。
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 吉田大八
原作 : 塩田武士
脚本 : 吉田大八 、 楠野一郎
撮影 : 町田博
音楽 : LITE
・キャスト
速水輝 : 大泉洋
高野恵 : 松岡茉優
東松龍司 : 佐藤浩市
城島咲 : 池田エライザ
矢代聖 : 宮沢氷魚
上映時間 :113分
映画の感想(少しだけネタバレもあります)
・小説版を読んでいても、全然違うので楽しめるらしい
今回ご紹介する映画は、前回の記事でご紹介した2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演している大泉洋さんが主演の映画です。その映画とは、『騙し絵の牙』です。同名小説の映画化ではありますが、映画化に際して脚本を書きなおして全然違う話になっているらしいので、小説を既読の方々にも楽しめる作品となっているそうです。ちなみに、小説の作者である塩田武士先生は、初めから大泉洋さんを主人公に想定して執筆されたらしいです。魅力的なキャラクターなのでしょうね。
※大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想記事は下記をご参照ください
主演の、大泉洋さんが演じる編集長・速水は、過去に色々な出版社で編集長を経験しているが、あまり評判が良くありません。飄々としていて”腹にイチモツ”がある、という感じが確かに大泉洋さんのイメージとピッタリ合います。あ、イチモツって、どぶろっくのせいで下ネタみたいですけど、ちゃんとした意味もありますから^^;。
出版社の権力闘争とか落ち目の週刊誌を復活させる編集長たちの奮闘を描く「日曜劇場」的なストーリー展開と、本好きなヒロイン・高野(松岡茉優)による謎の小説家を探すエピソードがうまく絡んで、ラストまでどんでん返しが続きます。後半は、何かあるな…と思いつつ、先が読めない展開で面白かったと思います。
最後まで飽きさせず、うまくまとまった良い作品だと思いました。
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