『鎌倉殿の13人』(第5話)のあらすじと感想
(小栗旬、大泉洋、新垣結衣、片岡愛之助、三谷幸喜、大河ドラマ、NHK、歴史、ネタバレ)
あらすじ「兄との約束」(公式ホームページより転載しました)
闇夜にまぎれ、堤館と山木館を立て続けに襲撃した源頼朝(大泉洋)の一党。見事に首級を挙げて勝利した頼朝は、北条義時(小栗旬)の知恵も借り、坂東での政まつりごとの第一歩として土地の分配を始める。だが、これを知った平家方が激怒。相模では、奉行を務める大庭景親(國村隼)が梶原景時(中村獅童)ら三千の兵を率いて出陣。伊豆でも、頼朝討伐に燃える伊東祐親(浅野和之)が動き出す。これに対する頼朝は全軍を率いて鎌倉を目指すが……。
※NHKの公式ホームページの紹介です。
感想(少しだけネタバレもあります)
・今回は、悲しい別れが有りました…
今回は、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想記事です。前回、ようやく平家側の堤と山木を攻めることになった源頼朝(大泉洋さん)と北条家の軍勢でしたが、第5話では華々しい初陣の勝利とその後の惨敗という「天国から地獄」という状況が描かれました。そして、そのラストには追い打ちをかけるように、大事な家族であり仲間であった人物が敵の凶刃に斃れるという悲しい出来事も…。
※第4話の感想記事もよろしければご参照ください
第5話を観た感想としては、開始早々に火蓋が切られた平家・堤の屋敷に攻め込む討ち入りの描写が、結構シビアなシーンが多かった。日常の会話などがコミカルな分、戦闘シーン(特に人の命が奪われる場面)での落差が大きく描かれているな、と感じました。戦いに勝って、仲間の士気を高めるためとはいえ、人の命を奪い首級を挙げる(首を斬る)ことの非日常性を観る人に意識させようとしているのかと思います。最近は、アニメなどで安易に「首を斬る」描写を出しますが、その必然性や作者の想いを正しく伝える必要がある、ということかと思いました。北条義時(小栗旬さん)のように、実際にその場に居合わせてもなかなか思いきれない、というのが正常な人の反応でしょうね。。
初戦を勝ち、勝利に舞い上がった頼朝と北条軍は、勢いにのって鎌倉を目指しますが、大庭軍3000人が立ち塞がります。対する北条軍はたったの300人ですので、三浦家の援軍を待つべきなのに敵の挑発に乗って不利な状況で戦ってしまいました。この時点で、北条家も頼朝もどちらも戦に不慣れなので、どう考えてもこのまま滅亡してしまいそうですが、この絶体絶命の状況からどのように逆転するのでしょうか?
この絶体絶命の状況に、本性を現し他人に責任をなすりつけようとする頼朝に、キレてない、と言いながらキレてしまった北条宗時(片岡愛之助さん)。頼朝の忘れ物を取りに戻るという、しょうもない用事の途中で、無情にも暗殺されてしまいました。。しかも、その暗殺を指示したのは祖父である伊藤祐親で、下手人は頼朝と八重の子も殺してしまった善児(梶原善さん)でした。この人、この先もこういう場面で暗躍しそうだなぁ(-_-;)。
次回は、絶体絶命の頼朝&北条家の大逆転はあるのでしょうか?甲斐の武田は手を貸してくれるのか、気になります。
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