『鎌倉殿の13人』(第7話)のあらすじと感想
(小栗旬、大泉洋、新垣結衣、佐藤浩市、三谷幸喜、大河ドラマ、NHK、歴史、佐と介の違い、ネタバレ)
あらすじ「敵か、あるいは」(公式ホームページより転載しました)
平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。丹後局(鈴木京香)へ救出に名乗りを上げない源氏への不満をもらす中、平清盛(松平健)から挙兵した源頼朝(大泉洋)が石橋山で大敗したと知らされ悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)のもとへ安達盛長(野添義弘)を、上総広常(佐藤浩市)のもとへ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗旬)を送り込む……。
※NHKの公式ホームページの紹介です。
感想(少しだけネタバレもあります)
・「顔が怖いのよ」、・・・確かにね。。
今回は、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想記事です。前回、兄・北条宗時(片岡愛之助さん)。死を感じとった北条義時(小栗旬さん)でしたが、無事に源頼朝(大泉洋さん)と合流し、安房国で再起を図ることになりました。一方、八重(新垣結衣さん)は、我が子が既に死んでしまったことを知り、悲しみに沈むのでした。。
ところで第7話では、新しい重要キャラクターとして源義経(菅田将暉さん)が、最後にチョイ見せしてました。日本人なら誰もが知っている(はず)人気武将ですので、どのような活躍をみせるのか楽しみですね。
※第6話の感想記事もよろしければご参照ください
第7話を観た感想としては、完敗した大庭軍に対抗するべく、上総&下総の有力武将を味方につけようと画策します。その武将の中でも最有力なのが上総広常(佐藤浩市さん)です。平家側も一目置くほどの実力者ですが、性格は傲岸不遜で食えないオジサンです。そんな広常に対して義時は「頼朝の強運」こそが彼を担ぐ理由である、とアピールして誘いました。その頃、頼朝の元には彼の命を狙う刺客が夜討ちを掛けましたが、まさかの”逢引き(しかも人妻…)”のおかげで無事に危機を脱することが出来ました。この強運を目の当たりにした広常は、義時の言葉を信じて加勢することを決意したのでした。
今回、強烈な印象を残したのが上総広常を演じる佐藤浩市さんでした。かなりクセのある傲慢な態度と何をやるか読めないキケンな雰囲気を醸し出していました。ハネ上がったモミアゲと鋭い眼光で「顔が怖いのよ~~~」。
もう1人が頼朝が浮気した人妻・亀(江口のりこさん)も強烈でしたね。人妻であることを言わずに頼朝と浮気するだけでなく、頼朝の刺客を討ち取ろうとする武士に対して「ついでに、うちの旦那も討ち取って」と本気か冗談か悩ましいセリフが笑ってしまいました^^;。この先も、女性陣に加入してコメディパートを盛り上げてくれそうです(笑)。
・佐(すけ)と介(すけ)は何が違うのか?
ちょっと気になったのですが、「すけ」がやたらと登場します。北条側の坂東武士たちは源頼朝のことを「佐殿(すけどの)」と呼びますし、今回登場した上総広常は「上総介(かずさのすけ)」とも呼ばれています。「佐」と「介」はともに「すけ」ですが、何が違うのでしょうか?調べてみますと、「すけ」は共に官職の”次官”(長官の下の階級)のことであるようです。そして、「佐」は「兵衛府」という主に都を警護する役所の次官のことで、「介」は「国司」という地方を治める役所の次官ということらしいです。今でいえば「警視庁」と「県庁」みたいな感じかな?(違うかも…)
※下のNHKホームページも参考にしました
特集 歴史 源頼朝が「佐殿」と呼ばれるのはなぜ? | NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
次回は、鎌倉を目指して、大庭軍へのリベンジを果たすことになるのでしょうか?
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