『鎌倉殿の13人』(第24話)のあらすじと感想
(小栗旬、大泉洋、中川大志、迫田孝也、大河ドラマ、NHK、歴史、ネタバレ、源範頼、大姫)
あらすじ「変わらぬ人」(公式ホームページより転載しました)
源頼朝(大泉洋)と万寿(金子大地)が巻狩りを終えて無事に戻り、喜ぶ政子(小池栄子)。しかし、頼朝は自身に代わって鎌倉殿の座に就こうとした弟・範頼(迫田孝也)を許さず、余波が鎌倉を揺るがしていた。比奈(堀田真由)を傍らに、三浦義村(山本耕史)、金剛(坂口健太郎)と思いを巡らせる義時(小栗旬)。そんな中、亡き許嫁いいなずけ・源義高(市川染五郎)を慕い続ける大姫(南沙良)は、頼朝が用意した縁談話を歯牙にもかけず……。
※NHKの公式ホームページの紹介です。
感想(少しだけネタバレもあります)
・ちょっともの足りない回でした。。
今回は、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想記事です。前回は、鎌倉殿=源頼朝(大泉洋さん)が、曽我兄弟たちに暗殺されそうになったのですが、スケベ心のおかげで命拾いしました。北条義時(小栗旬さん)の策略で「頼朝暗殺未遂」ではなく「曽我兄弟による仇討ち」と処理され、鎌倉幕府は安泰です。しかし、情報が錯綜した混乱と比企能員(佐藤二朗さん)の野心に翻弄された”蒲殿”=源範頼(迫田孝也さん)に待ち受ける運命とは…。
さて、毎週書いている、今週の畠山重忠(中川大志さん)の活躍ですが、今週は”ほぼ出番なし”という残念回でした…。なんだか、全体的に暗いというか陰険な展開で盛り上がりに欠けるなぁ、と観ていたら、重忠が出てなかったからだったんだ、と気付きました。。前回、義父・北条時政に「頼朝を守る」と言っておきながら、曽我五郎の寝所への侵入を許してしまったので、意地悪な”りく”(宮沢りえさん)あたりから不当に責められたのかも?と、心配になりましたけどね(-_-;)。
※第23話の感想記事もよろしければご参照ください
第24話を観た感想としては、前半は、冒頭に書いた通り、範頼の謀反を疑ってしまった頼朝が、怒りにまかせて範頼を『伊豆へ流罪』にしてしまいました。冷静に考えれば、平家討伐の功は、この範頼と義経で達成したものであり、頼朝は鎌倉に残って役に立っていません。そのくせ、現場の御家人たちには高圧的でエラそうなのだから、もしかしたら頼朝の死後に「範頼派」と「頼家(万寿)派」に分かれて内乱になる恐れがあったのかも知れません。何かに憑かれたように自分の死を恐れている頼朝としては、直系の頼家を絶やさないために、いずれは範頼をどうにかしていたのでしょうね。それにしても、ラストでは結局、この平家討伐の功も忘れ去って、いつもの善児(梶原善さん)に命令して範頼を暗殺してしまいました。個人的は、この展開は飽きたかな。予算とか時間の都合かも知れないですが、何でもかんでも善児で処理するのは単調なので、そろそろ善児も退場して欲しい。やはり、”闇”の権化である善児を成敗してくれるのは、鎌倉でただ一人邪な心を持たない”光”の完璧超人・畠山重忠公にお願いしたいと思ってます。三谷幸喜さんに期待しています(^_-)-☆。
後半も、頼朝の長女・大姫(南沙良さん)が、後鳥羽天皇への入内を進めている最中に、病に臥せってこの世を去りました。幼い頃から、鎌倉の”闇”の部分を敏感に感じ取ってしまい、心が繊細になってしまったのでしょう。しかし、、愛娘の死よりも”源氏”の地位向上に憑りつかれた頼朝はどこへ向かうのでしょうか?
頼朝さんもそろそろ寿命が尽きようとしているようです。北条家の人々は、いつまで彼に振り回されるのでしょうね?
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