『鎌倉殿の13人』(第42話、第43話)のあらすじと感想
(小栗旬、山本耕史、柿澤勇人、三谷幸喜、大河ドラマ、NHK、歴史、ネタバレ)
第42話「夢のゆくえ」(公式ホームページより転載しました)
決意を新たにした源実朝(柿澤勇人)は、後鳥羽上皇(尾上松也)を手本として人任せにせず自ら裁定を下すことを決意。泰時(坂口健太郎)をそばに置き、自身の政まつりごとを進める。一方、鎌倉内での地位を盤石なものとした義時(小栗旬)は、のえ(菊地凛子)に勧められて執権を名乗ることを決断。未熟な実朝らをけん制する。実朝と義時との関係がうまくいっていないことに政子(小池栄子)が気をもむ中、源仲章(生田斗真)が京から戻り……。
第43話「資格と死角」(公式ホームページより転載しました)
源実朝(柿澤勇人)に嫡男が誕生せず、後継者問題がくすぶっていた鎌倉。そこに修行を終えた公暁(寛一郎)が帰還。その胸には鎌倉殿となることへの強い意志を宿しており、乳母夫である三浦義村(山本耕史)と共謀する。一方、義時(小栗旬)と実衣(宮澤エマ)も実朝の言動に不満を抱き、思案を巡らせていた。そんな中、実朝の相談に対して後鳥羽上皇(尾上松也)から返事が届く。これに政子(小池栄子)や泰時(坂口健太郎)は……。
※NHKの公式ホームページの紹介です。
感想(少しだけネタバレもあります)
・3代目=実朝は色々と頑張ってたんだなぁ…。
今回は、久しぶりにNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の感想記事を2話ずつまとめて書いていきます。あんまり観ていなかったら、そろそろ終わってしまいそうだな、なんて焦っていたら、なんと、、更にショックなことに第41話の録画をミスってまして観逃してしまいました…。和田義盛の最期だったのに、大事なエピソードを観ることが出来ずかなり残念です。。気を取り直して、和田一族滅亡後の話になります。有力御家人をことごとく排除した北条家=北条義時(小栗旬さん)。この後、どこまで悪の道を進むのでしょうか?この展開=(主役かと思ったらラスボスかよ)がどこかで見た気がするな、と思ったら『進撃の巨人』ですね。エレン=義時で、アルミン=泰時(坂口健太郎さん)&ミカサ=政子(小池栄子さん)かな。義時は、北条家を将来まで安泰とするために、意図的に徹底的に汚れ役を引き受けている、というような気がします。
※第39&40話の感想記事もよろしければご参照ください
第42話~第43話を観た感想としては、3代目鎌倉殿・実朝(柿澤勇人さん)が実に色々なことにチャレンジしていた、ということを知りました。今まで習った知識では、源頼朝以降の2代目と3代目が次々と暗殺されて、いつの間にか北条家が執権政治を行っていたので、彼らがどのように生きていたのか知ることがありませんでした。新たな発見でしたね。
特に、今回の第42話では、巨大な船を建造して海外進出を志していて、それが残念ながら儚い夢に終わってしまった、というのに同情してしまいました。必死で我が子の理想を叶えてあげたいと奔走する母・政子に対して、あくまでも北条家が武士の頂点として位置するための”飾り”と考える義時との間で、若い鎌倉殿・実朝が翻弄されるのが哀れなんですよね。。辛い展開だなぁ…。
4代目・鎌倉殿を巡って、政子+実朝vs三浦善村+公暁の諍いが勃発しそうな不穏な展開です。まだまだ暗い展開が続くんでしょうね・・・。
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