「不能犯」のあらすじと感想(少しネタバレ、WOWOW映画)
あらすじ(公式ホームページより)
不能犯とは--。<思い込み>や<マインドコントロール>で殺すなど、目的は犯罪
だが常識的に考えて実現が不可能な行為。そのため、たとえ相手が死んでも罪には問わ
れない。
都会のど真ん中で次々と起きる変死事件。
現場では、必ず黒スーツの男が目撃される。
男の名は、宇相吹正(うそぶき ただし)。ある電話ボックスに殺して欲しい理由と
連絡先を残すと、願いを叶えてくれる男だ。ただし、依頼人の殺意が純粋でないと恐ろ
しい事態を招くという。さらに、ターゲットは確実に死に至るのだが、その死因は病死
や自殺に事故ーー。
そう、宇相吹の犯行は<見つめるだけで相手を死に追いやる>ため、罪には問われない
<不能犯>なのだ。果たして、その手口とはーー?
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 白石晃士
原作 : 宮月新/画・神崎裕也
音楽 : 富貴晴美
製作総指揮 : 吉條英希
・キャスト
宇相吹正 : 松坂桃李
多田友子 : 沢尻エリカ
百々瀬麻雄 : 新田真剣佑
川端タケル : 間宮祥太朗
赤井芳樹 : テット・ワダ
上映時間 : 106分
映画の感想(ネタバレも少しあります)
・色々と、ムダ遣いして終わってます。。
好き・嫌いの評価は人によって異なりますので、あまり悪く言うのは好まないのです
が、こちらの映画は色々とムダ遣いしてもったいないな~と思いました。
大きく3つのムダ遣いがありました。
①イケメンのムダ遣い・・・こちらの映画には、主要なキャストに
3人のイケメンが配役されています。
主役の宇相吹を演じるのは松坂桃李、新人刑事の百々瀬を演じるのは新田真剣佑、
沢尻演じる女性刑事に更生された板前の川端を演じるのは間宮祥太朗。名前を聞くだけ
で豪華ですが、イケメンの良さが全然生かされていませんでした。。理由は、まぁ相手
(沢尻)が悪かったのでしょう……。
②役者のムダ遣い・・・宇相吹に殺しを依頼したり、その標的として
殺されたりする脇役の俳優陣はなかなか豪華です。
若い夫婦の夫からの依頼で殺される町内会長を演じるのは小林稔侍、誤認逮捕で自殺
に追い込まれた息子の敵討ちを依頼するのは安田顕、生き別れた姉を恨んで依頼する妹
を演じるのが真野恵里菜。なんで、こんな役に使うのかなぁ?というぐらい、他愛も
ないエピソードで登場します。ストーリーの本筋とは無関係なので、せっかくの熱演も
印象に残りません。
③エピソードのムダ遣い・・・宇相吹の能力を示すためなのか、映画
の開始早々から次々と人々が殺されたり自殺したりします。
上にも書きましたが、本当に他愛も無い恨みや思い違いから、誰かを殺して欲しい
という依頼を受けて、宇相吹は能力を使いまくります。そんなに簡単に依頼を受けて
たら、近いうちに街の人口は半分以下になってしまいそうです……。
そして、この映画で最も失敗していることは、もう一人の主役で宇相吹の能力が効か
無いことだと思います。
元々、原作では男性だったのを女性に変えて、男勝りでデキる女刑事(デカ)として
設定したかったのでしょうけど、全くそうは見えませんし刑事らしくもありません。
酔っぱらったときや格闘シーン、ピンチになっても化粧はバッチリで、感情が伝わって
こないので、観てるほうは冷めてしまいます。
どうせなら、多田は原作通りに男性にして、もう一人イケメンを配役
していたほうが、もっとウケたのではないか、と思ってしまい
ました。
↓ 読んでませんが、原作マンガは1冊で1つのエピソードらしいので、内容はもっと
深掘りしてそうです。
不能犯 1 (ヤングジャンプコミックス)[本/雑誌] (コミックス) / 宮月新/原作 神崎裕也/漫画
色々とムダ遣いだと言いましたが、イケメン鑑賞には
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