『新解釈・三国志』のあらすじと感想
(大泉洋、小栗旬、ムロツヨシ、福田雄一、邦画、コメディ、歴史劇、ネタバレ、キャスト・スタッフ、WOWOW映画)
あらすじ(WOWOWホームページより転載しました)
魏・蜀・呉が群雄割拠していた三国時代。民の平穏を願い、後に英雄と呼ばれる男・劉備が立ち上がる。彼は義兄弟の杯を交わした仲間たちとともに乱世の中で次第に実力を付けていく。そして、劉備は新たな軍師として孔明を迎える。だが、敵対する曹操は圧倒的な統率力で大国・魏を築き上げていた。劉備は呉を建国した孫権の下にいて、知略にたけ容姿端麗な周瑜と手を組み、“赤壁”で曹操が率いる80万の軍と戦いに挑むことになる。
※WOWOWホームページは下のリンクから確認できます。
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 福田雄一
脚本 : 福田雄一
撮影 : 鈴木靖之
音楽 : 瀬川英史
・キャスト
趙雲 : 岩田剛典
黄夫人 : 橋本環奈
上映時間 :114分
映画の感想(少しだけネタバレもあります)
・お手軽に笑えるけど、三国志を知らないと辛いかも?
久しぶりに映画の感想です。今回は、大泉洋さんが「三国志」の劉備玄徳を演じたコメディ映画の『新解釈・三国志』です。アニメ以外では、本当に久しぶりに観る”邦画”でした。
※前回のWOWOW映画の紹介記事は下記をご参照ください
映画を観た感想としては、次のような条件に当てはまる方にはオススメ出来ますが、そうでない方にはちょっとツマラナイかも知れません。
<オススメできる条件>
・大泉洋さんが好き
・深く考えずに軽いノリのコメディが好き
・三国志の基礎知識(予備知識)がある
・歴史考証に固執しない
映画のストーリーは、三国志で有名な「桃園の誓い」から始まり、「黄巾の乱」と「董卓打倒」、「赤壁の戦い」といった有名なエピソードを詰め込んで駆け足で進んでいきます。あ、上のキーワードでピンと来ない方は、この映画を観ても面白くないと思います。。
そして、それぞれのエピソードは、劉備玄徳というよりは「大泉洋が劉備のポジションに居たら」というような、大泉さんの個性を全面にアピールした軽いコメディタッチで描かれます。あ、「三国志」はこんなハズは無い!と思う方も、この映画を観ても面白くないでしょうね…。
前半は、大泉さんが独りでボケ続け(関羽と張飛はツッコミ)、後半は諸葛孔明役のムロツヨシさんとのダブルボケに移行します。「赤壁の戦い」での蜀の孫権と周瑜を巻き込んだボケまくり大会で、映画は終了します。個人的には、手軽に笑えて好きでしたが、万人に受けるかと問われると、・・・どうでしょう~?続編までは無いでしょうね。。
・贅沢な俳優陣の起用が勿体ない?
もう1つ、映画の”見どころ”と言えるのが、出演する豪華な俳優陣でしょう。しかし、有名な俳優さん達だけに、スケジュールの都合もあったと思われるのですが、起用内容は贅沢というか勿体ないというか・・・。
勿体ない起用の目立ったところでは、
⇒シリアスなドラマでも良い演技してくれそうなのに…というのが、
・趙雲役の岩田剛典
⇒たったこれだけの役柄に使うか…というのが、
・黄巾党の名もなき男役の山田孝之
個人的に、一番イメージがピッタリだったのは”董卓”を演じた佐藤二朗さんでした。(チョイ役でしたけど)
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