阿修羅少女(アシュラガール) BLOOD-C 異聞
あらすじ
物語は軍事政権下、戦前の日本。赤狩りと称して横暴を極める特高警察。蹂躙される村の住民たちとの間で始まる抗争、そこに見え隠れする「古きもの」の影と、それを狩るために現れる制服の少女、小夜―――
山奥の寒村で特高警察が殺された。特高警察の部隊長、甘粕は部隊を率いて村人に
対して横暴とも言える捜査を繰り返していた。
限界を迎えそうになる村人、その中で一人唇を噛みしめ辱めに耐える一人の青年。
彼の名は蓮、血の病を患い診療所で過ごす姉、蘭を大切に思う心優しき彼は、
姉を見捨てることは出来ず村にとどまっていた。
特攻と村人との乱闘の中、逃げ出した蓮の前に現れる制服姿の少女―――
日本刀を携える彼女は自らを「小夜」と名乗り、蓮に「古きものを狩るためにここに
来た」と告げる。
時同じくして、特高警察と村人の確執はもはや留まることを知らず、村は血で血を洗う
殺戮と戦いの宴へと突き進もうとしていた。
混乱の最中、目覚める蘭。彼女の血に秘められた謎とは?そして、「古きもの」とは?
小夜の刃が煌めく時、因習と血脈で塗り固められた惨劇の幕が開く!
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 奥 秀太郎
原作 : Production I.G / CLAMP
脚本 : 藤咲 淳一
・キャスト
更衣小夜 : 宮原 華音
蘭 : 青野 楓
蓮 : 松村 龍之介
甘粕 : 古田 新太
野枝 : 坂井 真紀
映画の感想
・脇役の俳優陣が充実してるのですが、、
アニメ版の「BLOOD-C」は観たことがあります。(「ギモーブ」というお菓子を初めて知りました)
それとは全くの別ストーリーで、同じなのはセーラー服女子高生(小夜)が日本刀で異形のモノを切りまくる、という設定のみのようです。
主役やメインキャストは若手俳優で、脇役を古田新太さんや坂井真紀さんなどのベテラン俳優が固める配役なのですが、このギャップになんとも違和感を感じてしまいました。
ベテラン陣のドラマ部分が全く別世界のようで、話に入り込めません。
そして、アクションというか吸血鬼が人を襲うシーンなんかは若手俳優が演じてるのですが、なんだか怖くもカッコ良くもなくてかなり残念でした。。
・R+15指定の割りには、、
映倫の区分が「R+15指定」されているのですが、出てくる若い女優(青野楓さんや宮原華音さん)のお色気シーンがある訳でもなく、人が吸血鬼に襲われるシーンで激しく血飛沫が飛び散るシーンがある訳でもありません。
アニメのほうが、ちょっと殺伐としたシーンが多かったと記憶していましたし、若手アクション女優も魅力的なビジュアルなので期待していたのですが、なんとも中途半端でした。
・第2弾もあるようです
この映画は2017年の上映で、去年2018年には第2弾も上映されたようです。
題名は「BLOOD-CLUB DOLLS1」
ストーリーはこちらも別ストーリーですが、主なキャストが今作に引き続いて出演しているようで、前後編になるようです。
観るか観ないか、どうなるでしょうか。。。