『さんかく窓の外側は夜』のあらすじと感想
(岡田将生、志尊淳、平手友梨奈、森ガキ侑大、ヤマシタトモコ、邦画、ホラー、サスペンス、ミステリー、ネタバレ、キャスト・スタッフ、WOWOW映画)
あらすじ(公式ホームページより転載しました)
書店で働く三角康介(志尊淳)は、幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた。ある日、書店に除霊師・冷川理人(岡田将生)が現れる。「僕といれば怖くなくなりますよ」の一言で、三角は冷川と共に除霊作業の仕事をすることに。そんな中、二人は刑事・半澤(滝藤賢一)から、一年前に起きた未解決殺人事件の捜査協力を持ちかけられる。調査を進める冷川と三角は、やがて自殺した犯人の霊と出会う。冷川が三角に触れると、犯行時の状況がフラッシュバックのように浮かび上がり、恨みがましい犯人の声が響く――「ヒ ウ ラ エ リ カ に . . . . だ ま さ れ た . . . .」
犯人の霊を通して視た情報を元に、真相へと近づいていくふたりの前に現れたのは、呪いを操る女子高生・非浦英莉可(平手友梨奈)。〈ヒウラエリカ〉とは何者なのか? 連続殺人事件との関係は――?死者からのメッセージの謎を解き明かそうとする二人は、やがて自身の運命をも左右する、驚愕の真実にたどり着く…。
※公式ホームページの紹介です。
映画『さんかく窓の外側は夜』公式サイト | 2021.7.2(金)Blu-ray&DVD発売
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 森ガキ侑大
原作 : ヤマシタトモコ
脚本 : 相沢友子
撮影 : 近藤哲也
音楽 : 山口由馬
・キャスト
冷川理人 : 岡田将生
三角康介 : 志尊淳
非浦英莉可 : 平手友梨奈
半澤日路輝 : 滝藤賢一
石黒哲哉 : 筒井道隆
三角則子 : 和久井映見
上映時間 :103分
映画の感想(少しだけネタバレもあります)
・アニメを観てしまうと、ちょっと物足りない…
今回ご紹介する映画は、10月から毎週視聴していたアニメの実写版映画である『さんかく窓の外側は夜』という作品で、WOWOWで録画しておいてアニメ終了を待って観てみました。先に結末を知ってしまうと嫌だと思っていたのですが、先に書いてしまうとアニメとこの実写版映画の結末は全く異なります。ぶっちゃけて言うと、映画のほうが結末まで描かれていません。一応、完結しているとは思いますが、アニメ=原作とすると、映画は中途半端で終わっています。もしかすると、続編があるのかな?
※アニメ版の感想記事もよろしければご参照ください
主演は、岡田将生さんと志尊淳さんで、2人ともイケメンなので上のポスター画像だけを観ると、原作まんがやアニメのようにBL風なのかな?と思いましたが、実写映画版ではほとんどソッチの雰囲気は感じられません。ソッチが好きなかたには残念だと思いますが、個人的にはこういう雰囲気のほうが良いです。
※前回のWOWOW映画の紹介記事は下記をご参照ください
映画を観た感想としては、アニメと比較するとやはり時間が短いので仕方がないと思いますが、かなり駆け足で端折って事件が進みます。ですので、非浦英莉可(平手友梨奈)がいきなり呪い殺したり様々な事件を起こして、三角くんと冷川さんに絡んできますが、彼女の背景や人物描画が少ないので唐突感がある。まぁ、時間の関係で全体的に人物描写は少なめですが…。そして、大事な三角くんとお母さん、そして”先生”の関係性は全く触れられず、冷川さんと”先生”が新興宗教の事件から因縁があるように描かれます。
かなり、ホラーっぽい描写やアニメと同じような黒い怨念のような描写が、なかなかリアルで良い感じに仕上がっているのですが、中途半端に終わってしまったのが残念に感じました。残念ついでに、映画には北川景子さんも出演しているのですが、ほんの数秒だけ出演して呪い殺されるという役柄でした。もったいない使い方だなぁ…。
ストーリーは良いので、少し惜しい映画でした。。
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