「どろろ」#15、#16のあらすじと感想(少しネタバレもあり)
第15話 「地獄変の巻」 のあらすじ
鯖目は、自分が治める里を守り抜くため、鬼神に人を喰わせていたのであった。
百鬼丸は、再び蛾の鬼神と対峙する。
その頃、蔵に閉じ込められていたどろろは……。
感想(少しネタバレ)
・鯖目の治める里の豊かさは、鬼神に守られているため
百鬼丸に尾行されていることを察知していた鯖目は、百鬼丸に里の秘密を
語ります。かつての里は、野伏せり(落ち武者)に襲われたりして滅びかけましたが、
蛾の妖怪・マイマイオンバに守ってもらう契約を結び、今のような豊かに暮らせるよう
になったのでした。ただし、反対する者や、お寺の尼と子供たちが妖怪のエサとなり、
犠牲になりました。
一方、里を探っていたどろろは、村人の罠にかかり芋虫のエサにされそうに。。
ピンチになったどろろを救ったのは、あの「おんぶお化け」でした。
おんぶお化けは、犠牲になった子供たちの魂があつまった姿でした。
おんぶお化けに救われたどろろは、マイマイオンバと闘いピンチになった百鬼丸
を助け出します。
そして、百鬼丸は、壊れてしまった左脚を火炎放射器に改造して、マイマイオンバ
を火だるまにして倒すのでした。
里を守っていた妖怪・マイマイオンバが死んでしまったために、里に内紛が起きて
鯖目は死に、豊かな里は焼け野原となってしまいました。
その景色をみて、どろろは悩みます。
本当に、人々の幸せと引き換えに鬼神を倒すことが
正しいのか、と。
第16話 「しらぬいの巻」 のあらすじ
どろろは、イタチに連れられ、火袋が金を隠したとされる岬へ向かう。
岬を渡るための舟を捜していると、片腕の少年・しらぬいに声を掛けられる。
感想
・どろろとイタチが出会う、隻腕のしらぬいは、かなりアブナイ奴
イタチは、火袋の隠し財宝を知っており、どろろが隠し場所を知っている
と考えて探していたのでした。
そして、どろろとイタチが隠し財宝のある離島へ向かうとき、村人がいない
さびれた村で、ただ一人の生き残りである、しらぬいという隻腕の男と出会い
ます。
しらぬいは、2頭のサメを手なずけており、どろろとイタチを騙して
このサメのエサにしようとしていたのでした。なんと、村が全滅したのも、
全員をサメのエサにしたからでした。
しかも、自分の片腕も食べさせていますから、完全にイカれてしまってます。
しかし、しらぬいの企みも、どろろの父親譲りのリーダーシップと自分を囮
とした作戦のおかげで、危機を脱してしらぬいを返り討ちにしました。
窮地を脱したどろろ達でしたが、イタチはどろろから財宝の隠し場所を聞き出そう
とします。そのとき、新たな事実が判明します。
どろろは、女の子だったのです。
一方、しらぬいは殺されたサメの復讐に燃え、もう1頭のサメは怪しく吠えます。
背中の地図の秘密もバレてしまい、どろろはどうなって
しまうのでしょうか?
第17話に続きますーー。