「特捜部Q カルテ番号64」のあらすじと感想(少しネタバレ、WOWOW映画)
あらすじ(WOWOWホームページより)
デンマークのコペンハーゲン警察で、過去の未解決事件を取り扱う「特捜部Q」。
ここに集うのは、組織からはみ出た変わり者の面々。この特捜部Qから、アサドはよそ
の部署へ異動することが決まるが、カール警部補からは特に遺留の言葉を掛けられず、
寂しい想いを味わう。
そんなある日、古いアパートを取り壊している最中、その一室から白骨化した死体
が発見されて、彼らが事件の調査に乗り出し、次第に恐るべき過去の実態は明らかに
ーー。
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スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : クリストファー・ボー
脚本 : ボー・Hr・ハンセン 、 ニコライ・アーセル
原作 : ユッシ・エーズラ・オールスン
製作 : ヨナス・バガー 、 ルイーズ・ベス
・キャスト
カール・マーク : ニコライ・リー・コス
アサド : ファレス・ファレス
ローセ : ヨハンネ・ルイズ・シュミット
マークス : ソーレン・ピルマーク
赤井芳樹 : テット・ワダ
上映時間 : 118分
映画の感想(ネタバレも少しあります)
・世界中で人気の北欧ミステリーシリーズの第4弾
日本ではあまり有名では無いのでしょうが、世界的人気ベストセラー小説
「特捜部Q」シリーズの第4作を映画化したこの作品は、本国デンマークでは史上
No.1の興収記録を樹立したそうです。
私は、ミステリーが好きなのですが、WOWOWでは良質な北欧や英国のミステリー
映画やドラマを放映してくれるので、毎回楽しみに鑑賞させて貰っています。
この「特捜部Q」シリーズも過去3作全て観ているお気に入りの1つで、今回も
とても面白く、スリリングかつ重厚な内容でした。
・ハリウッド娯楽映画とは違う魅力
この作品の魅力は、主役やメインの配役が美男美女ばかりではなく、個性的で演技力
の高い俳優が演じているので、変な先入観などが無く没頭できます。また、役どころ
も、主役のカール警部補は人間関係をうまく築けない、組織からのはみ出し者です。
こう書くと、「相棒」の右京さんを想像するかも知れませんが、もっと人間臭い
ひねくれ者です^^
また、実際の社会の奥底に潜んでいる暗部を題材とした社会派ミステリーであること
も魅力で、重い内容ですが話に引き込まれてしまいます。
今回は、古いアパートで見つかった白骨死体をきっかけにして、デンマークで実際に
あった、スプロー島の女子収容所での忌まわしい過去の犯罪が浮き彫りになる、という
内容です。
ちなみに、この映画で描かれたような「強制不妊手術」による「優性保護」は、デン
マークなどの北欧で実際にあった事実ですし、日本でも最近ニュースになった通り
「優性保護法」という悪法が、加藤シズエら日本社会党とGHQの手で制定されたこと
を事実として知っておくと、この映画をより深く理解できると思います。
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地上波TVでは、このような良質な映画は放送されない
ので、映画好きな方はWOWOWなどの有料チャンネル
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