『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』のあらすじと感想
(松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし、ミステリー、サスペンス、コメディ、邦画、感想、ネタバレ、WOWOW映画、キャスト・スタッフ、上映時間)
あらすじ(WOWOWホームページより転載しました)
99.9%逆転不可能と言われた事件で無罪を勝ち取ってきた深山たち斑目法律事務所の刑事事件専門ルーム。ある日、彼らに15年前の“天華村毒物ワイン事件”に関する依頼が舞い込む。それは、犯人とされた元死刑囚が獄中死し、すでに“終わった”はずの事件だった。事件に関わる謎の弁護士・南雲とその娘エリ。南雲は果たして敵か、味方か? そんな中、再調査を進める深山は現地の村で事件当日の様子を再現するのだが……。
※映画の公式ホームページです。
映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』公式サイト
スタッフ・キャスト
・スタッフ
監督 : 木村ひさし
脚本 : 三浦駿斗
音楽 : 井筒昭雄
・キャスト
深山大翔 : 松本潤
佐田篤弘 : 香川照之
河野穂乃果 : 杉咲花
南雲恭平 : 西島秀俊
重盛守 : 道枝駿佑
上映時間 :121分
映画の感想(少しだけネタバレもあります)
・テレビの2時間ドラマじゃダメなんですか?
今回は、映画の感想です。少しまとめて映画を観ましたので、少しずつ感想を書いていこうと思います。少しネタバレや辛口な批評もあるかと思いますがご容赦願います。今回観た映画はTBS日曜劇場で連続ドラマとして放映されていた『99.9-刑事専門弁護士-』の映画版です。2シーズンあったと思いますが、どちらも毎週観ていました。しかしながら、映画に先駆けて放映していたスペシャルドラマは見逃してしまいましたので、西島秀俊さんが演じる南雲弁護士との因縁と杉咲花さんが演じる河野さんが斑目法律事務所にいる経緯についてはさっぱり分かりません(;^ω^)。
※よろしければ、前回の映画感想記事もご参照ください
ストーリーは、上のあらすじにある通り、過去の事件が冤罪であったことを証明する、というもので、「南雲は敵か味方か?」といえばはっきり言って”味方”です。そして、残念ながらあんまり出てきません。恐らくスケジュールを押さえられなかったのでしょうかね。。もっと残念なのは、ポスターに出ているドラマ版で敵役であった人たちもチョイ役ですし、事件に関しては深山たちをピンチに追い込むような明確な敵役も無くスケールも小さいです。せっかく、映画にするのだから、大スクリーンで観る醍醐味としてのドラマチックな展開が欲しいのですがそういうことも無く、なんでこの脚本で映画化しようと決めたのか?不思議で仕方がありません。。
ドラマ版と同じく、何度も事件の状況を再現する、という手法で真相を解き明かしていくのも同じで、ちょこちょこダジャレをねじ込むのも同じ。テレビを見慣れた人は大丈夫ですけど、マジメな法廷ミステリーが観たい人には向かないでしょうね。
それから、今はすっかりメディアから追放されてしまった香川照之さんが普通に(ドラマ版と同じぐらい)出演されていますので、例の報道で不快な思いを持たれた方々も嫌かも知れません。私は全く気になりませんでしたが。WOWOWはそういう報道に左右されず、作品ファーストで放映してくれる姿勢が好ましいと思います。
個人的には、西島さんが敵役のほうが盛り上がったのではないかな?と思いました。
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