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『三体』(ドラマ)第11話~第15話の感想


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『三体』(ドラマ)のあらすじと感想

(チャン・ルーイー、ユー・ホーウェイ、ヤン・レイ、ドラマ、SF、ミステリー、サスペンス、中国、テンセント、感想、ネタバレ、WOWOW、ドラマ、オンデマンド、キャスト・スタッフ)

 

あらすじ(ドラマ公式ホームページより転載しました)

 2007年北京オリンピック開催間近の中国。ナノ素材(マテリアル)の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、突然訪ねてきた警官・史強(シー・チアン)によって正体不明の秘密会議に招集される。そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を 知らされた汪淼。一連の自殺の陰に潜む学術組織「科学境界(フロンティア)」への潜入を依頼された彼は、科学境界の“主”を 探るべく、史強とともに異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が…。

※映画の公式ホームページです。

ドラマ「三体」公式サイト

年末年始SP!SF超大作「三体」全30話一挙放送! | WOWOWオンライン

 

 

スタッフ・キャスト

・スタッフ

 監督 : 楊磊(ヤン・レイ)

 脚本 : 田良良(ティエン・リャンリャン)

 

・キャスト

 汪淼(ワン・ミャオ) : 張魯一(チャン・ルーイー)

 史強(シー・チアン) : 于和偉(ユー・ホーウェイ)

 葉文潔(イエ・ウェンジエ)老年期 : 陳瑾(チェン・ジン

 葉文潔(イエ・ウェンジエ)青年期 : 王子文(ワン・ズーウェン)

 申玉菲(シェン・ユーフェイ) : 李小冉(リー・シャオラン)

 

 

 ドラマの感想(少しだけネタバレもあります)

・引き続き、『三体』ドラマの感想を書きます

 今回も引き続きましてドラマの感想です。世界的なベストセラー=2900万部を売り上げているSF小説『三体』のドラマ版を、我らがWOWOW様が放映してくれています。ちなみに、オンデマンドでも視聴できますので、全30話という長いドラマシリーズとなっていますが、じっくりと観ることが出来て便利ですね。今回は第11話~第15話までを観た感想となります。

※よろしければ、前回の「三体」感想記事もご参照ください

g-self.hatenablog.com

 

●各話のあらすじ(WOWOWオンデマンドから転載しました)

第11話「凍りゆく心」

北部営林場にて伐採作業に明け暮れる若き日の葉文潔は、白沐霖記者の手紙を代筆しながら、久方ぶりの温もりに包まれていた。それから程なくして、葉文潔は連隊本部に呼び出され、くだんの手紙について詰問を受ける。彼女が西側資本主義社会に波紋を起こした書籍「沈黙の春」に感化され、環境問題にかこつけて社会主義思想を攻撃しているというのだ。白沐霖の名を出すまいとした葉文潔を待っていたのは信じ難い裏切りであった。

第12話「攻略」

少しずつ明らかになる葉文潔の過去。汪ミャオの話を聞いた史強は、穏やかな老後を過ぎしているかに見えた葉文潔が、自殺した楊冬、”科学境界”、そしてゲーム「三体」のすべてと接点を持つことに気付く。早速捜査に乗り出すが、常偉思から葉文潔はかつて国防重点プロジェクトに関わっていたため、その経歴が一部機密指定となっていると告げられる。一方、「三体」攻略の鍵が太陽運行の法則であると推測した汪ミャオは…。

第13話「不協和音」

沙瑞山が「三体」を1度プレーしただけでさまざまなことを発見したのは天体物理の知識があったからだと考えた史強は、汪ミャオに天体物理学者である葉文潔に協力を仰ぐよう誘導する。そのころ、あるラボで爆発事件が起き、優秀な科学者たちが死亡。彼らの能力に期待を寄せていた申玉菲は潘寒を責め立てる。だが、方向性の違いから口論となり、不穏な空気が漂うのだった。汪ミャオを訪ねていた葉文潔は過去の経歴を聞かれ…。

第14話「紅岸」

国防重点プロジェクト”紅岸”基地に入った当初、葉文潔には特定の仕事は無く、監視の下で技術的な雑用のみをしていた。だが、実験に関する観察眼と知識を所々で発揮。基地所属の政治委員、雷志成に期待され、徐々に中核的な仕事を担うようになる。久々に他人からの信頼を得て喜ぶ葉文潔だったが、チーフエンジニアの楊衝寧がなぜか彼女の中核入りに難色を示す。彼は葉文潔の亡き父、葉哲泰の教え子であった…。

第15話「コペルニクス

娘の豆豆との会話から、汪ミャオは表層から得る情報に惑わされず真実を見抜くことの大切さを改めて認識する。新たなIDでゲーム「三体」に入ると、現れたのは中世ヨーロッパを思わせる世界だった。汪ミャオは教皇グレゴリウスの前で、ガリレオらと「三体」の太陽について議論することに。観測と実験を重視するガリレオに賛同しつつも大胆な仮説を述べる汪ミャオに、教皇グレゴリウスはある宣告を下す。

 

 ストーリー上のあらすじに書いてある通りです。前回に登場した題名となっているVRゲーム・『三体』やはりストーリーのキーとして何度も登場します。フルCGでドラマが展開するゲーム『三体』は過去の中国大陸が舞台です。しかし、ゲームなので、ところどころでテーマに合わせて関係する世界中の偉人たちも登場し、ゲームクリアを協力したり邪魔をしたりします。ゲームクリアの条件となるらしいのは、”この三体世界の法則を解き明かすこと”でした。太陽が照らす”昼”と太陽が出ていない”夜”が不定期に入れ替わる、一見デタラメに見える三体世界にも、明確な法則が存在するという。その”法則”の基本的な理論を汪ミャオは解き明かしたのですが、その原則とは?ここでは書きませんが、ヒントはドラマの題名に隠されていました。

 これまでは、ゲーム『三体』のクリアと”科学境界”による科学者自殺事件を中心にドランが進んでいましたが、第11話からは過去の中国がドラマのもう1つの舞台となります。それは、自殺した科学者・楊冬の母である葉文潔の過去に秘密があると史強が考えているからです。父親が共産党(の政策)に批判的であったため葉文潔は不遇な扱いを受けていたようです。しかも、現実の中国で似たような例がたくさんありそうな”酷い裏切り”行為に遭い、さらに他人を信じられなくなったのですが新たな任地に異動となってから少しずつ運命が転換していくことになりそうです。

 

 少しずつ色々なことが動き始めましたが、まだ謎がいくつも残っています。さらに、葉文潔の過去がどのように絡んでくるのか?

 ・科学者が自殺している原因?

  ➩特に楊冬が自殺した原因が事件のキーとなる?

 ・“科学境界(フロンティア)”の目的?

  ➩”農場主”と”主”は誰なのか?物理的常識を超える不可解な現象のタネは?

 ・汪淼(ワン・ミャオ)が次のターゲットになっている理由?

 ・ゲーム『三体』の目的は何か?誰が作ったのか?

  ➩目的は、三体世界の法則を正確に導き出すこと。誰が作ったのかは謎

 ・葉文潔は”科学境界”とどのような関係があるのか?

  ➩「紅岸基地」ではこれから何が起きるのか?

 前回に揚げた4つの謎がまだ解明されず、さらにもう1つ謎が追加されました。全30話のうち1/2が終了しましたが、謎だらけですが少しずつ真相に近づいている気がします。では、また引き続き鑑賞していきたいと思います。

 

 さらに謎が増えて深みに嵌まっていくようです…。

 

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