G-SELFの趣味をカタる部屋

映画(主にWOWOW)とかアニメの紹介と感想を書いていきたい。あと、スイーツや雑学とかも。

『三体』(ドラマ)第26話~第30話(最終話)の感想


スポンサードリンク

『三体』(ドラマ)のあらすじと感想

(チャン・ルーイー、ユー・ホーウェイ、ヤン・レイ、ドラマ、SF、ミステリー、サスペンス、三体、中国、テンセント、感想、ネタバレ、WOWOW、ドラマ、オンデマンド、キャスト・スタッフ)

 

あらすじ(ドラマ公式ホームページより転載しました)

 2007年北京オリンピック開催間近の中国。ナノ素材(マテリアル)の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、突然訪ねてきた警官・史強(シー・チアン)によって正体不明の秘密会議に招集される。そこで世界各地で相次ぐ科学者の自殺、そして知り合いの女性物理学者の死を 知らされた汪淼。一連の自殺の陰に潜む学術組織「科学境界(フロンティア)」への潜入を依頼された彼は、科学境界の“主”を 探るべく、史強とともに異星が舞台のVRゲーム「三体」の世界に入るが、そこにはある秘密が…。

※映画の公式ホームページです。

ドラマ「三体」公式サイト

年末年始SP!SF超大作「三体」全30話一挙放送! | WOWOWオンライン

 

 

スタッフ・キャスト

・スタッフ

 監督 : 楊磊(ヤン・レイ)

 脚本 : 田良良(ティエン・リャンリャン)

 

・キャスト

 汪淼(ワン・ミャオ) : 張魯一(チャン・ルーイー)

 史強(シー・チアン) : 于和偉(ユー・ホーウェイ)

 葉文潔(イエ・ウェンジエ)老年期 : 陳瑾(チェン・ジン

 葉文潔(イエ・ウェンジエ)青年期 : 王子文(ワン・ズーウェン)

 申玉菲(シェン・ユーフェイ) : 李小冉(リー・シャオラン)

 

 

 ドラマの感想(少しだけネタバレもあります)

・ついに『三体』ドラマの最終回となりました

 今回も引き続きましてドラマの感想です。世界的なベストセラー=2900万部を売り上げているSF小説『三体』のドラマ版を、我らがWOWOW様が放映してくれています。こちらの作品はWOWOWオンデマンドでも視聴できますので、全30話という長いドラマシリーズとなっていますが、じっくりと観ることが出来て便利ですね。今回はついにドラマ版のラストとなる、第26話~第30話までを観た感想となります。

※よろしければ、前回の「三体」感想記事もご参照ください

g-self.hatenablog.com

 

●各話のあらすじ(WOWOWオンデマンドから転載しました)

第26話「だれも後悔しない

葉文潔が異星と交信したことに気付いた雷政治委員は、すべてを黙秘するよう文潔に要求。地球外文明の第一発見者になりたいという彼の思惑を悟った文潔は表面上、これに同意するもある決意を固めていた。その日の午後、受信システム用アース線に不具合が発生。雷委員は原因究明と修理のため崖を下るが、文潔の想定に反し、夫の楊衛寧もこれに続いてしまう。今を逃せば二度と機会は無い。そう考えた文潔は一切の感情を断ち…。

第27話「マイク・エヴァンズ」

人類に絶望し、高度な異星文明を地球に招くことが理想となった葉文潔。だが紅岸基地を離れ、地球外知的生命体と交信するすべはもうなかった。大学に戻った彼女はプロジェクトのために訪れた山村で、風変わりな外国人と出会う。マイク・エヴァンズと名乗るその人物は、絶滅危惧種を救おうとひとり植樹に励む学者だった。人類の利己主義を批判し、どの生物も人間と同様に扱うべきだと”種の平等主義”を説くエヴァンズに…。

第28話「科学を滅ぼすもの」

葉文潔の聴取が進む中、三体世界から二つの陽子が送られ、2年前に到着していたことが明らかになる。一見、無意味に見えるこの行為はその実、人類の科学にかせをはめ、三体艦隊が到着するまで4半世紀の間、革新が起こり得ないようにするためのものであった。楊冬の実験が成功し得ないことを知りつつ、なぜそれを伝えなかったのか。汪ミャオの疑問を見透かすかのように、葉文潔は娘という人間、彼女の死について語り始める。

第29話「古箏(こそう)作戦」

三体文明の情報を奪取すべく各国から作戦案が出る中、”飛刃(フライングブレード)”を利用した史強の案が全会一致で採用。常偉思は各線区に任務の振り分けを行い、汪ミャオに全面サポートを依頼する。作戦のコードネームは”古箏作戦”。作戦当日、パナマ運河に到着した汪ミャオは、作戦センターの指揮官、スタントン大佐に無実の人間を傷つけるのではとの不安を吐露する。

第30話「智子作戦(プロジェクト・ソフォン)」

三体文明の情報を得るため、再びゲーム「三体」に入った汪ミャオと史強。彼らは三体元首と平和主義の監視員の会話から、過酷な環境を生き抜くため、三体文明が感情を排除してきたことを知る。冷徹な三体人が地球征服のために立てたのは、肉眼では見えない陽子(プロトン)をスーパーコンピューター”智子(ソフォン)”に改造して地球に送り込み、科学の発展を封じるという、想像をはるかに超えた計画だった。

 

 ストーリー上のあらすじに書いてある通りです。今回は、今までの”謎”が全て明らかになりました。葉文潔による過去の回想から、もうひとりの重要人物=マイク・エヴァンズとの出会いと「地球三体協会」が設立された経緯が判明しました。また、そして、マイク・エヴァンズは人類による自然環境と生態系の破壊に絶望しており、密かに三体文明と交信を続けていて重要な情報を隠していました。そのエヴァンズが本拠としていた海上を航行するタンカーを史強たちが襲撃する、「古箏作戦」の描写がとてもセンセーショナルで敵ながら可哀そうになりました。例えれば、船がまるごと南斗水鳥拳の技を受けたようでした(;^ω^)。

 しかしながら、地球三体協会のマイク・エヴァンズが保有していた三体星人からのデータには恐るべき事実が隠されていました。三体星人は地球よりも遥かに進んだ科学力を有するまでに進化しており、過酷な三体星から移住するために地球侵略を決断していました。そして、侵略艦隊に先行して地球から反撃能力を奪うために二つのプログラミングされた陽子=智子を送り込んでいたのでした。その事実を知った地球側=汪ミャオたちは絶望してしまいますが、史強による力強い激励の言葉に鼓舞されて、あらためて三体星人による侵略に対抗することを誓うのでした。

 全てのストーリーが描かれましたが、今回は「地球vs三体星」の闘いの序曲であり、地球側が危機が迫っているという事実を知った、というところで終わっています。実際に、ドラマの原作である小説ではこの続きもあるようですので、いつかはドラマ化されるのかも知れませんね。

 

 上にも書きましたが、最終回を迎えて全ての謎に対する答えが分かりました。全ては、三体星人による地球侵略が始まっていたためでしたし、その原因を作ったのは若かりし日の葉文潔さんでしたね…。

・科学者が自殺している原因?

➩人類の科学を停滞させるために三体人が送り込んだ、プログラミングされた陽子(プロトン=「智子(ソフォン)」が科学者たちを追い詰めたから。但し、楊冬の場合か母である葉文潔がそれらの黒幕「地球三体協会」の総帥であることを知ったから。

・“科学境界(フロンティア)”の目的?

➩正体は「地球三体協会」であり、”主”=「三体星人」を地球に迎え入れることが目的だった。中でも、マイク・エヴァンズがリーダーである一派は三体星人を地球に呼び込み人類を滅亡させようとしていた。

・汪淼(ワン・ミャオ)が次のターゲットになっている理由?

➩「三体星人」は汪淼が専門としているナノ素材の開発を恐れており、彼を取り込んで開発を遅らせたかった。三体星人は、地球の科学文明が発展することを恐れていたので、楊冬の加速器による実験にも干渉して正しい結果が得られないようにしていた。その妨害工作を行っているのが「智子」である。

・ゲーム『三体』の目的は何か?誰が作ったのか?

➩本当の目的は、三体星人=進んだ文明に地球を支配させることを容認する仲間を選抜するため、地球三体協会が制作した

・葉文潔は”科学境界”とどのような関係があるのか?

➩葉文潔は科学境界の創始者で”総帥”と呼ばれる人物でした。

 

 やはり、地球vs三体星となってしまいました。圧倒的に進んだ文明を持つ三体星人に地球は勝てるのでしょうか?続編もドラマ化して欲しいです。

 

※よろしければ、ポチっとしてもらえると嬉しいです! 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

 

30日間無料お試しキャンペーン実施中

 

※続編小説はこちらからご購入できます

 

 

U-NEXT